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2017年01月18日
オールデンのラスト紹介

こんにちは。
谷口です。

本日はベックマン神戸では修理が多いオールデンのラストの紹介をさせていただきます。





MODIFIED LAST(モディファイド・ラスト)

もともとは、ハンディキャッパー用に作られていた木型。
それを1963年に一般の人にもはきやすい形として定着させたものです。
はきやすいということもありますが、何より、足なりにくびれた形が特徴で、日本ではとても人気がある型になります。
土ふまずがこれでもか!というくらいシェイプされており、土ふまずでフィットさせて履くイメージです。


BARRIE LAST(バリーラスト)

名作「990」やチャッカブーツでも使用されているオールデンを代表するラスト。
標準のUSサイズよりもハーフサイズほど大き目のサイジングとなっています。
通常US7をお履きの方はバリーラストではUS6.5を選ぶといいかと思います。


ABERDEEN LAST(アバディーン・ラスト)

このアバディーンとは、スコットランドの都市の名前です。
若干つま先までの距離が長めになりますが、ほとんど普通のサイズと一緒です。


VAN LAST(ヴァン・ラスト)

ローファーに用いられているラストです。
同じヴァンラストを採用していますが「米国仕様」と「日本仕様」に分かれています。
米国仕様:履き口が大きく開いたカジュアル顔。型番「986」
日本仕様:甲の部分までコードバンに覆われたドレス顔。型番「99162」
このラストはプラザ、アバディーン、ハンプトン等のラストと比較するとつま先が幅広です。
他のアメリカブランドの靴でサイズ7がちょうどいい場合、サイズ6.5もしくは7がちょうどいいと思います。


TRUBALANCE LAST(トゥルーバランスラスト)

ブーツに使われる事の多いラストです。
足の均整回復を図るためのフットバランスシステムを採用しています。
また、標準のUSサイズよりもハーフサイズほど大き目のサイジングとなっており、通常US7をお履きの方はトゥルーバランスではUS6.5がちょうどいいと思います。


LEYDON LAST(レイドン・ラスト)

汎用性の高い「バリーラスト」と、足なりにシェイプし、くびれが特徴的な「モディファイドラスト」の中間に位置していて、バリーよりやや狭めでフィット感を高めている木型。
アメリカのスタンダードなので、そのままのサイズでお選び下さい。


HAMPTON LAST(ハンプトン・ラスト)

クラッシックなゆるやかなラウンドトゥで、普通よりちょっとだけ長いです。


PLAZA LAST(プラザ・ラスト)

アバディーン・ラストよりも少しだけ幅が狭く、少しだけスクエアトゥのような形になっていますが、ほぼオーソドックスな形だと思って大丈夫だと思います。


TOM LAST(トム・ラスト)

オールデンの中でも最も小さい木型です。
ユナイテッドアローズ専門ラストになります。
このトム・ラストは他のアメリカブランドの靴の木型に最も近い木型です。
通常US8の場合、同じ8でちょうどいいと思います。


MILITARY LAST(ミリタリー・ラスト)

アメリカ軍の将校や一般兵士にドレス・ユニフォーム用として履かれていた軍靴用木型です。
タンカーブーツ用にラコタハウスがオールデンと共に作り上げた日本専用のラスト。
モディファイドラストに次いで足なりにシェイプされ、またヴァンプ部分はゆったりと作られており長時間履いていても疲れにくい作りとなっています。


COPLEY LAST(カプリィ・ラスト)

ハンプトン・ラストよりもう少しだけ幅広です。
ほぼオーソドックスだと思ってよいので、通常のサイズ通りで問題有りません。


ざっとサイズ感含め紹介させていただきました。
英国靴をお持ちの方はハーフサイズアップをすれば問題なしかと。
ただサイズに関してはやっぱり人それぞれなので参考までにして下さい!

オールデンのコードバンは馴染みやすいし、コルクも沈み、ソールの返りも非常に良いので履いているうちに足に合って来ますよ!

そんなオールデンの修理,お手入れにかんしていつでもご相談お待ちしております!!  

Posted by BECKMAN神戸 at 00:01ALDEN