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2017年01月28日オロ・ラセット
こんにちは。
谷口です。
本日はオロ・ラセットの説明、お手入れを紹介していきたいと思います。
モデルは875をベースとしています。
まず「オロ・ラセット」とは?
レッドウッドツリーから抽出したタンニンを鞣し剤として使用した革の名前です。
歴史の話でしたら1936年にこのオレンジ色の皮革は開発されたようです。
特徴としては防水性に優れ、弾良性に富んだオイルドレザーです。
ただ、ややこしいのが(アメリカらしいと言えばそうなのですが)年月によって色や革質がどんどん変わっていっています。
それによってお手入れも多少変えた方がいいのでその説明もさせていただきます。

これは95年頃の赤みが強いモデルになります。
おそらくオロ・ラセットと聞いて皆さんが思い浮かべる色は赤茶では無いでしょうか。
・1980年代まではオレンジ色、89年頃にモデルチェンジをして赤みの強い色に変わっています。
オレンジ色(〜89年)の革は色だけでなく厚み、コシがあり型くずれを起こしにくいのも特徴です。
革自体もサラっとしておりオイルを入れてもベタつきが少なく感じます。
お手入れに関してはビンテージ物になるので乾燥が進んでいる物が多いです。
まずはステインリムーバーでの汚れ落としは必須です。
あまりにも乾燥している時はマスタングペーストをいれてから汚れ落としをする事で革へのダメージ軽減、更なる汚れ落としができます。
その後は乾燥具合に合わせマスタングペーストからブーツフィニッシュ(ミンクオイル)をいれて下さい。
時間は多少長く(5時間程)置いたあげた方がしっかりオイルが浸透してくれます。
最後に豚毛でブラッシングして下さい。
・90年から95年頃までは赤茶の赤みがドンドン増していっています。
おそらく革を染める際の染料を増やしていったのだと思われます。
ちなみに余談なのですがオレンジから赤茶にモデルチェンジし更に赤みが増していった理由は不明です。
(誰か教えて下さい...)
この頃の革は厚みはあるのですが少し柔らかくコシが弱いため型くずれが起こり易いという特徴があります。
オイルを入れると多少ベタつきを感じ易い革です。
お手入れに関してですがまずは汚れ落としです。
コシが弱く型くずれを起こし易いのでブーツフィニッシュ(ミンクオイル)の入れ過ぎ、置き過ぎには注意です。
1〜3時間程で豚毛でブラッシングして下さい。
よほどカサカサや丸洗い等しない限りはマスタングペーストは必要ありません。
・そして96年に赤くなり過ぎ!という事から昔のオレンジ、薄茶の色の革にモデルチェンジしました。
本来のオロ・ラセットに戻したという事ですね。
ただその頃の日本ではセッターブームもあり、オロ・ラセット=赤茶というイメージが強過ぎました。
そのため日本の代理店は赤茶モデルの継続生産をメーカー側に要請し、結果オロ・ラセットは赤茶と薄茶のモデルが存在するようになりました。
そして赤茶が8875(オロ・ラセット)、薄茶が875(オロ・イジナル)となりましたが、何故元々の875がオロ・イジナルになったのでしょうか。不思議。
この頃の(96年〜)オロ・ラセットは更にあかみが強くなり革は厚くコシもあり型くずれがしにくいのが特徴です。
オイルを入れても表面はサラッとしています。
お手入れですがまずは汚れ落としです。
乾燥していない限りはブーツフィニッシュ(ミンクオイル)をいれ3〜5時間程で豚毛でブラッシングして下さい。
・2001年〜は革は薄くなりコシも若干弱く、型くずれも起こり易いのが特徴です。
オイルは入れ過ぎるとベタつきます。
お手入れですがまずは汚れ落としです。
この頃の革の物は柔らかくなり過ぎ型くずれを起こしている靴をよく見ます。
ブーツフィニッシュ(ミンクオイル)は1〜3時間程で豚毛でブラッッシングして下さい。
ブラッシングする事によりオイルが入り過ぎ柔らかくなる、表面に溜まったオイルが酸化しベトベトになる事を防いでくれます。
時代によって革質がバラバラで更には色も違うのでお手入れは難しく感じますが、面白いです。
上記した物はあくまで目安としてお考え下さい。
ただ、お手入れしてあげる事によって靴の長持ちはもちろん、アジの出方も変わってきます。
せっかくのオイルドレザーなのでガンガン履いてお手入れして自分のアジを出していって下さい!!
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※Instagram→「beckman_shoe_repair」
谷口です。
本日はオロ・ラセットの説明、お手入れを紹介していきたいと思います。
モデルは875をベースとしています。
まず「オロ・ラセット」とは?
レッドウッドツリーから抽出したタンニンを鞣し剤として使用した革の名前です。
歴史の話でしたら1936年にこのオレンジ色の皮革は開発されたようです。
特徴としては防水性に優れ、弾良性に富んだオイルドレザーです。
ただ、ややこしいのが(アメリカらしいと言えばそうなのですが)年月によって色や革質がどんどん変わっていっています。
それによってお手入れも多少変えた方がいいのでその説明もさせていただきます。

これは95年頃の赤みが強いモデルになります。
おそらくオロ・ラセットと聞いて皆さんが思い浮かべる色は赤茶では無いでしょうか。
・1980年代まではオレンジ色、89年頃にモデルチェンジをして赤みの強い色に変わっています。
オレンジ色(〜89年)の革は色だけでなく厚み、コシがあり型くずれを起こしにくいのも特徴です。
革自体もサラっとしておりオイルを入れてもベタつきが少なく感じます。
お手入れに関してはビンテージ物になるので乾燥が進んでいる物が多いです。
まずはステインリムーバーでの汚れ落としは必須です。
あまりにも乾燥している時はマスタングペーストをいれてから汚れ落としをする事で革へのダメージ軽減、更なる汚れ落としができます。
その後は乾燥具合に合わせマスタングペーストからブーツフィニッシュ(ミンクオイル)をいれて下さい。
時間は多少長く(5時間程)置いたあげた方がしっかりオイルが浸透してくれます。
最後に豚毛でブラッシングして下さい。
・90年から95年頃までは赤茶の赤みがドンドン増していっています。
おそらく革を染める際の染料を増やしていったのだと思われます。
ちなみに余談なのですがオレンジから赤茶にモデルチェンジし更に赤みが増していった理由は不明です。
(誰か教えて下さい...)
この頃の革は厚みはあるのですが少し柔らかくコシが弱いため型くずれが起こり易いという特徴があります。
オイルを入れると多少ベタつきを感じ易い革です。
お手入れに関してですがまずは汚れ落としです。
コシが弱く型くずれを起こし易いのでブーツフィニッシュ(ミンクオイル)の入れ過ぎ、置き過ぎには注意です。
1〜3時間程で豚毛でブラッシングして下さい。
よほどカサカサや丸洗い等しない限りはマスタングペーストは必要ありません。
・そして96年に赤くなり過ぎ!という事から昔のオレンジ、薄茶の色の革にモデルチェンジしました。
本来のオロ・ラセットに戻したという事ですね。
ただその頃の日本ではセッターブームもあり、オロ・ラセット=赤茶というイメージが強過ぎました。
そのため日本の代理店は赤茶モデルの継続生産をメーカー側に要請し、結果オロ・ラセットは赤茶と薄茶のモデルが存在するようになりました。
そして赤茶が8875(オロ・ラセット)、薄茶が875(オロ・イジナル)となりましたが、何故元々の875がオロ・イジナルになったのでしょうか。不思議。
この頃の(96年〜)オロ・ラセットは更にあかみが強くなり革は厚くコシもあり型くずれがしにくいのが特徴です。
オイルを入れても表面はサラッとしています。
お手入れですがまずは汚れ落としです。
乾燥していない限りはブーツフィニッシュ(ミンクオイル)をいれ3〜5時間程で豚毛でブラッシングして下さい。
・2001年〜は革は薄くなりコシも若干弱く、型くずれも起こり易いのが特徴です。
オイルは入れ過ぎるとベタつきます。
お手入れですがまずは汚れ落としです。
この頃の革の物は柔らかくなり過ぎ型くずれを起こしている靴をよく見ます。
ブーツフィニッシュ(ミンクオイル)は1〜3時間程で豚毛でブラッッシングして下さい。
ブラッシングする事によりオイルが入り過ぎ柔らかくなる、表面に溜まったオイルが酸化しベトベトになる事を防いでくれます。
時代によって革質がバラバラで更には色も違うのでお手入れは難しく感じますが、面白いです。
上記した物はあくまで目安としてお考え下さい。
ただ、お手入れしてあげる事によって靴の長持ちはもちろん、アジの出方も変わってきます。
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