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2017年03月22日
革による補色方法

こんにちは。
谷口です。


本日は私物のオールデンを使って剥げてしまった色のお手入れを紹介します。

色の補色(特に爪先付近)に靴クリームを探されているお客様が多くよくご質問を受けます。

革によっては靴クリームではなく、オイルによって色の深みを出し濃淡の差を無くしたり、場合によってはキズ補修(特にダナー等)による補色を必要としたりします。

今回は靴クリームオイルでの仕上げを片足ずつしています。

革による補色方法

かなり手入れをしていないので全体的に油分も抜けてしまっています。

革による補色方法

お手入れ後(写りが全体的に濃くなり過ぎていますが実際はもう少し明るい色です。。)

画像左(右足)はクリームナチュラーレ補色、画像右(左足)はマスタングペーストオイルを入れています。

※もともとオイルドレザーでない革に対しオイルでお手入れする事はオススメではありません。
ただ革の状態によってはオイルドレザーでなくてもオイルによるお手入れが必要な場合もあります。
ここの判断は少し難しいと思いますので分からない場合はいつでもご相談下さい。

画像左(右足)はドレスシューズで使用される靴クリームです。
補色+ツヤが出ているのが分かるかと思います。
一般的なドレスシューズはこちらの靴クリームによる補色になります。


画像右(左足)はレッドウイングなどのオイルドレザーで使用されるオイル仕上げです。
全体的に色の深み、革のしっとり感が出て濃淡の差が無くなっているのが分かるかと思います。
アイリッシュセッターやエンジニア、その他のワークブーツなどはオイルによるお手入れで十分です。
というかオイル以外のお手入れはオススメしません。
オイルドレザーのワークブーツに対し補色を希望する方もいますが、まず靴クリームによる補色は効果がなく、無理に補色をしてもブーツとしての雰囲気が損なわれてしまうと自分たちは思っています。




お手入れをしていない靴(革が裸のような状態)は擦ってしまうだけでキズがつきやすいので日頃からのお手入れは大事ですよ!!

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Posted by BECKMAN神戸 at 00:29 │お手入れ